添詩・飯舘村のノラ

『飯舘村のノラ  -バラと青空- 』

やせていく、ノラ

金の毛並みの色も 消えていく

ひとり、ノラ

俺が居ることも気づかない

灰色目の、ノラ

空の青だけかすかに映してる

静かな、ノラ

昼になると みぃと 鳴くね

ひとり生きてる、ノラ

歪んだ田んぼが

おまえの ふるさとだ

ノラ、ノラよ

この バラをご覧よ、ノラ

金の毛並みの

おまえの 揺籃

おまえの生まれた

朝の色だ

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